水出しコーヒー(コールドブリュー)は、お湯ではなく水で、時間をかけて成分を引き出したコーヒーです。専用の器具がなくても、お茶パックと容器があれば、家でかんたんに本格的な味がつくれます。
水出しコーヒーの味の特徴
水で淹れると、苦味の成分など、溶け出しにくい成分があります。そのため、苦味が少なく、味がクリアで、甘みを強く感じる風味になります。
自然な甘みがあるので、牛乳との相性もよく、カフェオレにするのもおすすめです。お湯で淹れて冷やすアイスコーヒーは、水出しよりコクと苦味が強くなります。好みで使い分けてください。アイスコーヒーの作り方は、アイスコーヒーの作り方へ。
用意するもの(約1リットル分)
- 深煎りの豆。50g。やや細挽きに
- お茶パック。2〜4枚(大きめのサイズがおすすめ)
- 1リットルの容器
- 水。容器いっぱい
お茶パックも容器も、100円ショップでそろいます。
作り方
- お茶パックに粉を入れます。1枚には入りきらないので、何枚かに分けます。
- お茶パックの口を閉じます。口の部分を内側に折り込むようにして、ひっくり返すと閉じられます。
- 容器に入れ、粉全体がひたるくらいのお湯をかけて蒸らします。味のバランスを整えるためです(省いても大丈夫です)。
- 水を容器いっぱいまで入れて、冷蔵庫で8時間ほど置きます。
- お茶パックを取り出したら、できあがり。粉がもれていたら、茶こしでこしてください。
濃いめにできあがるので、氷や水で好みの濃さに調整して飲んでください。
なぜ、お湯で蒸らすのか
水だけで淹れると、苦味の成分があまり出ません。最初に少しのお湯で蒸らすことで、苦味もほどよく引き出し、味のバランスが整います。
なぜ、やや細挽きなのか
水出しは、苦味の成分が出にくい淹れ方です。細めに挽いて成分を出しやすくし、コクを出します。ただし、細かくしすぎると細かい粉が出て、口当たりが悪くなります。やや細挽きくらいがちょうどよいです。
豆は、深煎りで
焙煎は、深煎り(フレンチロースト〜イタリアンロースト)がおすすめです。中煎りより浅いと、少し酸味が出てきます。水出しにして冷たく飲むと、豆の個性はあまり出ません。豆の種類より、焙煎の深さを大切にしてください。ブレンドでも、ひとつの産地の豆でも大丈夫です。
濃さが安定する理由
水にコーヒーの粉をひたすと、成分が自然に溶け出します。決まった量の水に溶け出せる成分の量には限りがあり、それ以上は濃くなりません。たっぷりの粉で時間をかけて淹れれば、その限界近くまで濃くなるので、毎回の味が安定します。
もっと手軽に楽しみたいときは、御豆屋の水出しパックもどうぞ。水に入れておくだけでつくれます。




