アイスコーヒーといっても、特別なことはありません。ふつうにドリップして、冷やすだけです。ただし、ひとつだけ鉄則があります。
「濃く淹れて、氷で急冷する」。
これを守れば、家でも喫茶店のようなアイスコーヒーがつくれます。
用意するもの(2杯分)
- 深煎りの豆。35〜40g。中細挽き〜やや細挽きに
- お湯。350〜400ml。90℃以上の高めの温度で
- 氷。150〜200g(急冷用)。ほかに、グラスに入れる氷
- ドリッパー、ペーパー、サーバー
作り方
- 豆を、中細挽き〜やや細挽きにします。
- 少しのお湯を粉全体に注ぎ、1分ほどしっかり蒸らします。時間をかけて、成分が出やすいように整えます。
- 高めの温度のお湯で、ドリップします。
- 抽出が終わったら、すぐにサーバーへ氷を入れて急冷します。人肌より冷たくなればOKです。
- 氷を入れたグラスに注いで、できあがり。濃すぎたら、氷を足して調整してください。
なぜ、深煎りの豆なのか
冷たいコーヒーは、酸味を感じやすくなります。浅煎りや中煎りの豆を使うと、少し酸っぱい風味になりがちです。お茶のような感覚で、さっぱり飲みたいときにはよいかもしれません。
しっかりしたコクのあるアイスコーヒーにするなら、深煎り(フレンチロースト)がおすすめです。苦味が好きな方は、さらに深いイタリアンローストで。
細めに挽くのは、あとで氷で冷やして薄まるぶん、できるだけ濃く淹れるためです。細かく挽くと苦味の成分がよく出て、酸味も感じにくくなります。
なぜ、急冷するのか
すぐに冷やすと、透き通った見た目になり、味もクリアになります。自然に冷めるのを待つと、成分が固まって濁り、渋みの原因になります。
サーバーに先に氷を入れて、その上からドリップするやり方もよく見かけます。ですが、抽出が終わってから氷を入れるほうが、全体が均一に冷えて、透明感のある風味に仕上がるのでおすすめです。
分量の目安
| 2杯分 | 4杯分 | |
|---|---|---|
| 深煎りの豆 | 35〜40g | 65〜75g |
| お湯 | 350〜400ml | 650〜700ml |
| 急冷用の氷 | 150〜200g | 300〜350g |
豆の種類や状態で変わるので、あくまで目安です。コーヒーメーカーで淹れる場合は、ハンドドリップより少し薄くなるので、粉を多めにして調整してください。
濃いめにつくっておけば、薄めるのはかんたんです。好みの濃さに合わせて、調整してみてください。
アイスコーヒーに合う豆
- 深煎りのブレンド。味に厚みが出て、コクを感じやすくなります。濃厚なアイスコーヒーや、アイスカフェオレにしたい方に。
- シングルオリジン(ひとつの産地の豆)。比較的すっきりした飲み口になります。
国で選ぶなら、甘みを大切にしたい方はブラジル、キリッとした後味がほしい方はグアテマラ、さわやかな風味がほしい方はエチオピア。どれも、深煎りがおすすめです。
深煎りにしても旨みを保てるのは、実が詰まった、品質のよい豆です。そして、深煎りの豆は劣化が早い傾向があります。焙煎した日がわかる店で、新鮮な豆を選んでください。
アイスカフェオレにするなら
アイスコーヒーと牛乳を、1対1で合わせるだけです。グラスに氷と牛乳を入れてから、最後にアイスコーヒーを注ぐと、見た目がきれいに仕上がります。
お湯を使わずにつくる水出しコーヒーもおすすめです。御豆屋では、水に入れておくだけでできる水出しのパックも用意しています。




